『コラム』
- 室蘭市スポーツ協会
- 2024/12/08
雪かきシーズン到来!腰を大切に!
冬…雪が降る地域にお住いの皆さん…
やってきました『雪かき』のシーズン…
朝起きてびっくり…初めにかいた場所にもう雪が積もっていたり…
春になるまで続く雪かき…
雪かきはちょっとしたスポーツよりたくさんの筋肉を使います
バドミントンやバスケットボールと同じ運動強度と言われることも…
そんな運動強度がありながら、上着を着て外へ出てすぐ雪かきをスタート
雪かきが終わったらすぐ家に戻る
忙しい朝には特にそうなってしまうのではないでしょうか
長時間腰を曲げながら行う動作が多く
多い雪を持ち上げる動作を繰り返すことで、背中や腰の筋肉が常に活動し続けています
これで背中や腰の筋肉に緊張や炎症が生じ、負荷が限界を超えると筋肉の損傷などが生じ腰痛となって現れます
少しでも腰痛になる可能性を減らし、体への負担を少なくしたいところです
普段の雪かきの状態を思い返してみましょう
雪を拾う時はどのような姿勢でしょうか?
雪を上げる時にはどのような姿勢でしょうか?
雪を拾う時には腰を曲げ、雪を上げる時には腰を伸ばしてはいませんか?
この動作は腰にだけ過度な負担がかかり腰痛になりやすい姿勢となっています
腰の曲げ伸ばしではなく、背筋を伸ばして下半身を使って雪かきをしましょう
雪を拾う時には、膝と股関節を曲げる
雪を上げる時には、股関節と膝を伸ばす
この繰り返しで腰痛の予防が期待できます
また、体の近くで雪を持ち上げたり、1回の雪の量を少なくすることも
腰への負担を減らす効果があります
雪を持ち上げる時にはお腹に力を入れて持ち上げましょう
お腹に力を入れることによって、腹腔(お腹)がエアバックのような働きで体を支える効果もあります
雪かきの範囲が広いと長時間に、雪質によっては重い雪かき…
運動量に幅のある雪かきですが、
運動強度(メッツ)では歩行の約2倍と評価されています
そんな『雪かき』の前にはぜ準備体操をしましょう
腰に関係の深い3つのストレッチを雪かき前にしてみませんか?
雪かき前にしたいストレッチ
・殿筋(お尻)
・ハムストリングス(ふともも裏)
・腸腰筋(腰~足の付け根)
次回は各部位のストレッチを紹介したいと思います
歩行の2倍の運動強度のある雪かき
汗もかいているので、水分補給もこまめにしましょう
雪かきの後はマッサージをしたり、入浴時に身体を揉んで筋肉をほぐすなど
疲れを残さないようにしたいですね
春まで続く雪かき
体を壊さず、きれいに雪かきをしたいですね