『コラム』
- 室蘭市スポーツ協会
- 2022/10/30
ウォーミングアップのすすめ
ウォーミングアップのすすめ
ウォーミングアップという言葉は聞いたことがあると思います。
warm(温める)up(心拍数を上げる、血流量を増やす)準備体操を意味する言葉です。
warming upはwarm upから来た和製英語で、メインのスポーツ・運動を行う為に、
身体を最適な状態にすることを目的に行う運動です。
ウォーミングアップの目的
●運動中のケガの予防
運動中ケガの原因のひとつにウォーミングアップ(準備体操)不足が挙げられます。
メインの運動で急に力を入れたり、急な動きをしたり、関節を大きく動かしたり、
「急に」「大きく」「速く」など普段の動きとは違う動きをする事で関節や筋肉に負荷がかかり、ケガの原因になります。
ケガをしないためにも、筋温を上昇させましょう
体温・筋温が上昇すると、筋肉への酸素・血流量が増加します。
全身に血液が回る事で筋肉が柔らかくなり、素早く、スムーズに収縮することが可能になります。
また関節周りや筋肉を温めておくと体の衝撃を受け止める用意ができ、けがや故障の予防に繋がります。
●主運動のパフォーマンス向上
筋肉が柔らかくなると、滑らかな動きが可能となり、何もしていない時に比べてスムーズに体を動かすことが出来ます。
関節の可動域が広がる、柔軟性が高くなる、また神経系の働きを高めることで、
反応時間が良くなる、身体を素早く、滑らかに動かすなど、効率の良い動きを引き出すことができるようにもなります。
●運動に向けての心身の準備
軽い運動(ウォーミングアップ)をする事で中枢神経が刺激され心理的にも運動・スポーツをする準備が整います。
また心拍数、呼吸数も徐々に上げることができるので急激な負担を避ける事も出来ます。
●体調の把握
違和感がないか、痛いところはないかなど、体の状態を確認する為にもウォーミングアップは役立ちます。
違和感や痛みがある場合は主運動の内容を変更するなど、悪化を防ぐ対応をする必要があります。
体の状態を把握するベストタイミングでもあります。
ウォーミングアップの注意点
季節や天候によって場所やウエア、内容を考える必要があります。
またウォーミングアップの後半では主運動に合わせた動きを入れるようにしましょう。
主運動に向けて準備をするので運動強度は徐々に上げていくようにしましょう。
ウォーミングアップの基本的な流れ
①軽い有酸素運動
まずはウォーキングや軽いジョギングで心拍数を上昇させます。体温・筋温も上がってくるので筋肉への酸素・血流量が増加します。
㊆栗林商会アリーナトレーニング室でおすすめはバイクになります
回転数は60回転程度を目安に行いましょう
②ストレッチ
主運動で使う筋肉を伸ばす様にします
体を動かしながら行う、ダイナミックストレッチも効果的です
㊆栗林商会アリーナトレーニング室ではストレッチエリアで全身のストレッチが出来る動画を流しています
よろしければご活用ください
パワープレートを使ってのストレッチもお勧めです
③競技に合わせた運動
その場で腕振りや足上げ、素振りなど、競技に合わせた動きを入れましょう
これから運動を始める方はもちろん、ケガ無く、さらなるレベルアップを目指す方も
ウォーミングアップをしっかり行い、運動・スポーツを楽しんでください